【活動報告】活動1年。のべ100人の先生の本音を聞けました!

教員のための復職プログラム

昨年、私は「教育業界にもっと寄与したい」という想いに沿って、そこから教員向け復職プログラム「EDULIFE」を立ち上げました。

それは、教育業界で働く人が心身ともに健康でいてくれることが、日本人の心身の健康に近道だと感じたからです。

先生が自己犠牲していたら子どもたちにも伝わります。

自己犠牲ではなく【他者貢献】ができる大人が増えてほしい。

そうすれば、そんな大人たちから子どもたちも自然と、健全な【他者貢献】の姿勢を学べます。

そうすれば、この日本はもっと元気になるはず。

だからこそ、先生たちが疲弊せず、
でも自分たちの熱い志をまっとう出来るような、そんな教育システムになってほしいと願っています。

でも、今は?

給特法で以下のことが明記されています。

・時間外・休日手当は支給しない
・月額給与の4%にあたる額を上乗せして支給する

「すでに4%上乗せして給与を支給しているんだから残業しても休日出勤しても、残業代はなし」ということ。

じゃあ、先生たちは残業代がない分手を抜いてるか?

そんなこともちろんなくて子供たちの安全を守りながら健全な成長のために力を尽くしています。

今の公教育は、ある種、先生たちの「善意」によって成り立っている部分が大きいんです。

みんないっぱいいっぱいの状態で働いている。

だから体調を崩した先生に対しても余裕がなくてフォローしたくてもできないし自分も辛いから厳しく当たってしまったり、なんてことも。

この法律が変わるのはいつになるのかわからない。

法律が変わったからって、ブラック勤務が改善するかはわからない。

だからこそ、今すぐできる事から個人レベルで意識改革をしていかないといけない。

そのEDULIFEのメンバーでできるサポートを、この一年続けてきました。

目次

休職中の先生たちとの対話からの気づき

この一年で本当に沢山の先生の本音を聞くことができました。

EDULIFE全体でのべ100人に近い先生や元先生とセッションやインタビューを通して対話が出来ました。

そこで新しい課題に気付いたり課題解決の方法に気付くこともありました。


その中でも一番お伝えしたいのはメンタルヘルスに関する誤解です。

「気分が落ち込む」
「やる気が出ない」そんな風に思う時、

「心が弱っている」
「心を強くしないと!」
「私は甘えてるんだ。」って思う人が多いみたいです。

でも、話を客観的に聞くと
「その睡眠時間で元気な人、いないですよ。」
「その生活でやる気に満ちてたら、鉄人です。」
そんな状態なんです。

そもそも睡眠時間が短かかったり、睡眠の質が悪く、自律神経が乱れている。
そんな生活習慣からくる自律神経の乱れから、うつへ進展している人も多く見られました。


まれに短時間睡眠でも元気な人っていますが、全員がそんな鉄人を目指す必要もないんです。

先生も、「人間らしい暮らし」を目指していい。
DNAがみんな違うんだから、みんなが「同じように」は働けない。

そして、「人間らしい暮らし」をしている多くの大人たちを、子どもたちにも見て欲しい。



鉄人を目指して頑張る先生は、子どもたちにも鉄人を求めてしまう。

子供たちが「やる気が出ない」って言った時に「甘えてる!?」って思ってしまう。

本当は身体が疲れているのかもしれない。
睡眠の質が悪くなっているのかもしれない。
何か大きなストレスを抱えているのかもしれない。

そんな風に先生の多様化が、視点の多さが、子どもがのびのびと自分らしく生きることに繋がると信じています。

学校現場の多様化を目指して

私たちEDULIFEの活動が大きなインパクトにはならないかもしれない。

それでも、出会ってくれた先生方たちから波紋が広がるように、少しずつ少しずつ当たり前に学校現場の多様化が進みますように。

そして、それが日本人の心身の健康に繋がりますように。

現在、私は、メンタルヘルスに関する電子書籍を執筆中です。

私の姉がうつになった15年前、私も色々と誤解していました。
それらの経験をベースに書いています。

うつの方だけでなく、ご家族など多くの方に届くようリリースの際にはぜひお力添えをお願いします。

またここから1年、自分たちに出来る事をしていきます!

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この記事を書いた人

EDULIFE代表 松崎祐子
コーチ/大学講師(言語学)

自分らしく健やかであり続ける先生のサポーター

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