代表からのメッセージ

代表プロフィール

松崎祐子

コーチ/大学講師(言語学)
元国語教師
株式会社ことば研究室代表取締役

一部上場企業で3年間会社員を経験後、大学院へ。大学院修了後の20代半ばから中学、高校、専門学校、大学と様々な教育現場で教鞭を取る。教師としてのやりがいに情熱を燃やしながらも、困ったときに相談できる場の少なさに気付く。

教師のかたわら、経営者、会社員、主婦と幅広い層にコーチングを提供し、のべ1,000件以上の有料セッションをほぼオンラインで実施。コーチとして元教師の方々と出会う度に、現状の復職サポートの不十分さに気付く。

そこからEDULIFE立ち上げを考えました。

安心できる環境で働くことへの想い

十数年前、私の姉は職場環境が原因で、突然うつ病になりました。

日曜日になるとめまいや過呼吸という症状がでるのに、本人は「大丈夫、大丈夫」と。そんな姉の手を引っ張り、心療内科に連れて行って、一緒に診断を聞きました。

診療内科を出て小さくなって泣いている姉の代わりに、私が姉の上司に電話をかけ休職を伝えました。ほんとうにやるせない気持ちだった。だけど、この電話を姉にかけさせないで良かった、とも思ったのです。

それは、その時の職場は、健康状態を損なうほど「安心な場」ではない事を知ってしまったから。

今、日本には姉のような想いをしている人が、どれだけいるんだろう。
診断を受けていない人、休職していない人も含めたら…。考えるだけでゾッとします。

私の姉は、約10カ月の休職後、復職しました。
そして、あれから10年以上経った今も、同じ会社で働くことができています。
なぜなら、姉は同じ会社でも部署を変えていただくことができたから。

姉にとって「安心できる職場環境」に身を置くことができたからだと私は思います。
私が「安心できる環境で働くこと」を意識するようになったのは、まさにこの経験からです。

学校の先生に、安心はあるのか?

私は、現在は大学で講師を務めていますが、20代半ばから、中学校、高校、専門学校、大学と様々な教育機関で教壇に立ってきました。

その経験の中で、沢山の先生方と出会い、言葉を交わしてきましたが、教師になる方は皆さん、幼いころから先生になることを目指してきたり、強い意思を持って仕事に向き合ってこられたり、そういったまっすぐな方が多いように思うんです。

ですが、そういう先生方が時に、「教師は続けたいけど、もう無理かもしれない…」とこぼされたり、「あの状況では、教師を辞めるしかなかった」と告白されるのを幾度となく耳にし、そのたび心が痛むのを感じていました。

先生方は、任期の兼ね合いで職場を安易に変えることが難しい。

公務員というお立場の中で、コーチングやカウンセリングにも通いにくさがある。

誰にも相談できず、たった一人で悩みを抱え、孤独にさいなまれる先生方は多いのではないでしょうか。

子供たちに関わり、未来をつくる教育という仕事をしながら、ご本人が心身共にしんどい状況をしている、

この状況に対してできることはないのか、とずっと考えてきていました。

EDULIFEのつくる場とは

先生方が安心して頼れる、相談できる場を作りたい。

姉にやったように、職場との間に入り親身にサポートして差し上げられたら、先生方の「続けたい」願いが叶うかもしれない。
そんな想いひとつで「EDULIFE」は発足しました。

もちろん、私一人でやるのではなく、カウンセラーやキャリアコンサルタントといった専門家とチームを組み、先生の状況に応じて必要なサポートをご提供してまいります。